イタリア・モデナに本拠地を置く自動車メーカー、「パガーニ・アウトモビリ (PAGANI AUTOMOBILI)」は
1992年にオラチオ・パガーニ (Horacio Pagani)氏によって創設された。
ハイパーカーの分野においてはレオナルド・ダ・ヴィンチにも例えられるブランド創業者のオラチオ・パガーニ氏。
彼によって生み出される芸術と科学を融合させた希少な作品ともいえるPAGANI。
Utopia Roadster(ウトピア・ロードスター)は、これまでのZonda(ゾンダ)やHuayra(ウアイラ)とは異なり、CoupeモデルとRoadsterモデルの2つのモデルを同時に開発しました。両モデルとも特徴的なバタフライ式開閉ドアを実現していることがその証となっています。従来Roadsterモデルはルーフ以外のボディで剛性を保持する必要があるためCoupeモデルよりも重量が増える傾向がありましたが、Pagani社は自社で培った継続的な研究開発の結果として、RoadsterモデルであってもCoupeモデルのパフォーマンスを維持したまま、車重もCoupeモデルと同様わずか1,280kgを実現しました。
開放的な空気に触れたい時にはカーボン製のルーフを取り外してオープンスタイルに、天候や気分によって守られているような感覚を味わいたい時にはCoupeと同じ流麗なクローズドスタイルにと、2スタイルを1台で楽しむことができます。
エンジンはAMG社がPagani製車両のためだけに開発したV12エンジンを搭載しており、軽量かつコンパクトでありながら、864馬力の出力を生み出し、低回転ではスムーズな回転と豊かなトルクを感じ、ドライバーがUtopia Roadsterのフルパワーを体験したい時には、爆発的な加速を楽しむことができます。V12エンジンの素晴らしい咆哮をお楽しみ下さい。
Utopia Roadsterの運転中には、クラシックなデザインのスピードメーターとタコメーターにより、シンプルな針の動きで油圧や温度などの重要な情報を視線の先で読み取ることができます。7速マニュアル・ギアボックスはチタン製グリルのついたクラシカルなギアレバーで金属が触れる心地よい音を感じながら操作を楽しむことができます。
※標準はAT仕様となります
Utopia Roadsterは、2024年のモントレー・カー・ウィークで正式発表されました。
スポーツカーの根源的な価値を求める顧客へ開発されたのがこのUtopia(ウトピア)です。オラチオ・パガーニは自身のアイディアを持ちつつも、新たな作品を心待ちにしている顧客に、彼らが何を待ち望んでいるのかを尋ねました。既に並外れて速く、美しい車を所有する彼らでさえも渇望するもの。
シンプルで、軽量で、それでいてドライブする喜びを与えてくれるもの―それが彼らの答えだったのです。
その結果、内装には大げさなデジタルパネルを備え付けるのではなく、1950年代から60年代のスポーツカーを彷彿とする質感の高いレザーやアルミ素材を。エンジンには重たいバッテリーやハイブリッドエンジンではなく、シンプルに素晴らしいV12エンジンを。トランスミッションには7速マニュアルミッションを※。全てはこのクルマがドライバーのあらゆる操作に素直に反応し、最高に純粋なドライビング、つまり新しい方法で定義された「クラシック」な体験を保証する為に開発されました。
※AT(オートマチック トランスミッション)も選択可。
「ウアイラ R (Huayra R)」はパガーニ史上最も自由で、なおかつ最も運転する愉しさと走行性能に焦点を当てて開発され、
60年代、70年代のスピードアイコンに触発された大胆なボディラインを持つ極めて刺激的なサーキット志向のハイパーカーです。
エンジンは、HWA AG(=Mercedes AMGのパーツ製造部門、レーシング子会社)と共同設計したPagani V12-Rをウアイラ シリーズ唯一無二の自然吸気高回転型ユニットとしてゼロから開発しました。
「ウアイラ R」専用の心臓部には最高出力850 hp、最大トルク750 Nm(5,500〜8,300 rpm)を発揮する強力で軽量(総重量198kg)の効率的な自然吸気V12を搭載しており、レッドゾーンは9,000回転に設定されています。
最先端のテクノロジーを取り入れながら、1980年代のF1エンジンの魅力であった透き通る高音のエギゾーストサウンドを奏でます。
パガーニ・アウトモビリ(Pagani Automobili)は、2019年8月に「ウアイラ・ロードスターBC(Huayra Roadster BC)」のワールドプレミアを行いました。
“ウアイラ”のオープンバージョン、“ウアイラ・ロードスター”の軽量高性能モデルがウアイラ・ロードスターBCであり、40台限定生産、308万5000ユーロのパガーニ史上最も高価なモデルです。
公道とサーキットの両方で、ドライバーが運転を楽しむことができる地上高を維持しながら、280km/h走行時に500kgのダウンフォースを得ることを目標に設計されました。
開発チームはあらゆる運転条件において、内部のエアフローシステムと外部の空気力学的を追求したシルエットとのバランスを重視しています。
2017年、ジュネーブモーターショーにてパガーニ・アウトモビリ(Pagani Automobili)は、“ウアイラ”をベースとしてルーフが脱着可能な「ウアイラロードスター(Huayra Roadster)」を発表しました。
ウアイラを基本としながらもエクステリアの随所にはシャープさを強調させています。またシャシーにはカーボンとチタンを複合させた新素材「Carbo-Triax HP52」を採用し、ウアイラロードスターはウアイラよりも80kg軽量化し、ボディ剛性は52%増加させることに成功しました。
オープントップでありながらもクーペより高いスペックを誇るPaganiの技術が存分に盛り込まれた車両です。
パガーニ・アウトモビリ(Pagani Automobili)は、2016年3月、ジュネーブモーターショーにて「ウアイラBC(Huayra BC)」のワールドプレミアを行いました。
パガーニの最初の顧客である資産家・故Benny Caiola氏のイニシャルであるBCを名前に付け、敬意を払った限定シリーズがウアイラBCです。ちなみに車名のウアイラとは、南米大陸に吹く風に由来しています。
“ゾンダR”や“ゾンダ・チンクエ”といったサーキットでの究極の性能を追い求めてきた先代たちを超えるように設計され、世界20台限定生産です。
「ウアイラ(Huayra)」は2011年パガーニ・アウトモビリ(Pagani Automobili)が発表したスーパーカーです。
ウアイラはオラチオ・パガーニ氏の出身地でもある南米、アルゼンチンの先住民族が信仰する風の神を意味しています。
初期構想自体は先代、「ゾンダS ロードスター(Zonda S Roadster)」が発表された2003年に存在したが、7年の歳月を経てこのウアイラが世に送り出されました。
オラチオ・パガーニ氏はウアイラについて「ゾンダの概念を破棄した上で、スタイリング、サイズ、パワートレイン、テクノロジーの全く異なる車を構想し、かつ我々の取り組みの本質を見失うことなく、芸術と科学はともに進むべき両輪だという理想に従う事にした」と述べています。
パガーニの思想を体現し、精緻な計算の上で設計されたデザインは芸術のような美しさを持つ、それがウアイラです。
Pagani of Tokyo
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