イタリア・モデナに本拠地を置く自動車メーカー、「パガーニ・アウトモビリ (PAGANI AUTOMOBILI)」は
1992年にオラチオ・パガーニ (Horacio Pagani)氏によって創設された。
ハイパーカーの分野においてはレオナルド・ダ・ヴィンチにも例えられるブランド創業者のオラチオ・パガーニ氏。
彼によって生み出される芸術と科学を融合させた希少な作品ともいえるPAGANI。
スポーツカーの根源的な価値を求める顧客へ開発されたのがこのUtopia(ウトピア)です。オラチオ・パガーニは自身のアイディアを持ちつつも、新たな作品を心待ちにしている顧客に、彼らが何を待ち望んでいるのかを尋ねました。既に並外れて速く、美しい車を所有する彼らでさえも渇望するもの。
シンプルで、軽量で、それでいてドライブする喜びを与えてくれるもの―それが彼らの答えだったのです。
その結果、内装には大げさなデジタルパネルを備え付けるのではなく、1950年代から60年代のスポーツカーを彷彿とする質感の高いレザーやアルミ素材を。エンジンには重たいバッテリーやハイブリッドエンジンではなく、シンプルに素晴らしいV12エンジンを。トランスミッションには7速マニュアルミッションを※。全てはこのクルマがドライバーのあらゆる操作に素直に反応し、最高に純粋なドライビング、つまり新しい方法で定義された「クラシック」な体験を保証する為に開発されました。
※AT(オートマチック トランスミッション)も選択可。
「ウアイラ R (Huayra R)」はパガーニ史上最も自由で、なおかつ最も運転する愉しさと走行性能に焦点を当てて開発され、
60年代、70年代のスピードアイコンに触発された大胆なボディラインを持つ極めて刺激的なサーキット志向のハイパーカーです。
エンジンは、HWA AG(=Mercedes AMGのパーツ製造部門、レーシング子会社)と共同設計したPagani V12-Rをウアイラ シリーズ唯一無二の自然吸気高回転型ユニットとしてゼロから開発しました。
「ウアイラ R」専用の心臓部には最高出力850 hp、最大トルク750 Nm(5,500〜8,300 rpm)を発揮する強力で軽量(総重量198kg)の効率的な自然吸気V12を搭載しており、レッドゾーンは9,000回転に設定されています。
最先端のテクノロジーを取り入れながら、1980年代のF1エンジンの魅力であった透き通る高音のエギゾーストサウンドを奏でます。
パガーニ・アウトモビリ(Pagani Automobili)は、2019年8月に「ウアイラ・ロードスターBC(Huayra Roadster BC)」のワールドプレミアを行った。
“ウアイラ”のオープンバージョン、“ウアイラ・ロードスター”の軽量高性能モデルがウアイラ・ロードスターBCであり、40台限定生産、308万5000ユーロのパガーニ史上最も高価なモデルである。
公道とサーキットの両方で、ドライバーが運転を楽しむことができる地上高を維持しながら、280km/h走行時に500kgのダウンフォースを得ることを目標に設計。
開発チームはあらゆる運転条件において、内部のエアフローシステムと外部の空気力学的を追求したシルエットとのバランスを重視した。
2017年、ジュネーブモーターショーにてパガーニ・アウトモビリ(Pagani Automobili)は、“ウアイラ”をベースとしてルーフが脱着可能な「ウアイラロードスター(Huayra Roadster)」を発表した。
ウアイラを基本としながらもエクステリアの随所にはシャープさを強調させている。またシャシーにはカーボンとチタンを複合させた新素材「Carbo-Triax HP52」を採用し、ウアイラロードスターはウアイラよりも80kg軽量化し、ボディ剛性は52%増加させることに成功した。
オープントップでありながらもクーペより高いスペックを誇るPaganiの技術が存分に盛り込まれた車両である。
パガーニ・アウトモビリ(Pagani Automobili)は、2016年3月、ジュネーブモーターショーにて「ウアイラBC(Huayra BC)」のワールドプレミアを行った。
パガーニの最初の顧客である資産家・故Benny Caiola氏のイニシャルであるBCを名前に付け、敬意を払った限定シリーズがウアイラBCである。ちなみに車名のウアイラとは、南米大陸に吹く風に由来している。
“ゾンダR”や“ゾンダ・チンクエ”といったサーキットでの究極の性能を追い求めてきた先代たちを超えるように設計され、世界20台限定生産である。
「ウアイラ(Huayra)」は2011年パガーニ・アウトモビリ(Pagani Automobili)が発表したスーパーカーだ。
ウアイラはオラチオ・パガーニ氏の出身地でもある南米、アルゼンチンの先住民族が信仰する風の神を意味する。
初期構想自体は先代、「ゾンダS ロードスター(Zonda S Roadster)」が発表された2003年に存在したが、7年の歳月を経てこのウアイラが世に送り出された。
オラチオ・パガーニ氏はウアイラについて「ゾンダの概念を破棄した上で、スタイリング、サイズ、パワートレイン、テクノロジーの全く異なる車を構想し、かつ我々の取り組みの本質を見失うことなく、芸術と科学はともに進むべき両輪だという理想に従う事にした」と述べている。
パガーニの思想を体現し、精緻な計算の上で設計されたデザインは芸術のような美しさを持つ、それがウアイラである。
PAGANI(SKY GROUP)
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